カイカイキキギャラリーでは2024年4月20日(土)より、アンセル・エルゴートによる初の個展「書道and写真」を開催いたします。
映画「きっと、星のせいじゃない。」や「ベイビー・ドライバー」などの作品でも知られるハリウッド俳優アンセル。2022年からスタートしたドラマ「TOKYO VICE」で主演をつとめ、その撮影のために頻繁に日本を訪れるようになりました。
1999年の東京を舞台にした「TOKYO VICE」では、日本のヤクザの裏社会を取材する外国人新聞記者の役を演じながら、アンセル自身も日本で過ごす時間が増え、劇中/私生活ともに日本の文化にどっぷりと浸かる暮らしを送りました。パンデミックの期間に撮影が行われており、劇中のように周りに外国人がほとんどいない時間を過ごしたといいます。その中で日本語も猛勉強して習得、日本の伝統文化や芸術にも造詣を深めていきました。
日本に滞在する中で、エルゴートはカイカイキキのアーティスト・Mr.のスタジオを訪問したり、村上隆のもとを訪れました。さらに京都では村田森の工房とストア「となりの村田」にも出向いて、二十四節気の器を見ながら村田と器談義を繰り広げました。そこで書や陶芸作品も完成させています。
このような交流の中で、今回の個展の企画が生まれました。インスタグラムでも時折公開されて注目を集めていた、エルゴートによる書を中心に村田森の工房で制作した陶芸作品もご覧いただける予定です。
さらに、エルゴートは撮影現場をはじめ、プライベートでもNikon F2カメラを携えて、様々な場面を撮影しています。本展では「TOKYO VICE」の撮影現場で撮影した写真など、エルゴートがその日本滞在の中で撮影したフィルム写真も展示予定です。
展覧会は1週間限定での開催となります。みなさまのご来廊を心よりお待ちしております。
アンセル エルゴート
1994年3月14日、アメリカ合衆国ニューヨーク市で生まれる。
幼い頃からバレエや演技、歌唱のレッスンを受け、18歳でオフブロードウェイの舞台「Regrets」を経て、同じく18歳の時にリメイク版「キャリー」で映画デビュー。
エドガー・ライト監督の「ベイビー・ドライバー」では、ゴールデングローブ賞の最優秀主演男優賞候補に名を連ねた。
父・Arthur Elgortはファッション誌『ヴォーグ』の写真家で、母・Grethe Holbyはオペラの舞台演出家。
2022年からはWOWOWによるハリウッド共同制作オリジナルドラマ「TOKYO VICE」で主役を務め、全編日本でのロケを行った。Season 2がWOWOWにて毎週土曜午後9時放送・配信中。また、WOWOWオンデマンドにて、Season1 全8話が配信中。